2024/1/13

【考えすぎ】あなたを蝕む「ネガティブ思考」を断ち切る方法

NewsPicks 副編集長
昨年、話題を呼んだ翻訳書の1冊が、ミシガン大学のイーサン・クロス教授による『Chatter(チャッター)』(東洋経済新報社)だ。
実験心理学者・神経科学者であるクロス教授は、私たちが自分自身と交わす無言の会話──すなわち「内省」について研究を重ねている。
通常、内省とは自己理解を深め、自己成長を促す、ポジティブなプロセスだと考えられている。一方、クロス教授が注目するのは、内省が「逆効果」になるケースだ。
失敗する可能性をあれこれ考えて行動に移せなかったり、他人のふとした言動を深読みして思い悩んでしまったり──。
思慮深い人ほど陥りがちな「考えすぎ」は、私たちのパフォーマンスや心身の健康に甚大な影響を及ぼす。
自分本来の力を発揮するために、私たちは「内省」をどうコントロールすべきか?
今回NewsPicksは、バケーションで来日していたクロス教授を直撃。内省がもたらすネガティブな思考のサイクルから抜け出す方法を聞いた。
INDEX
  • 内省が「逆効果」になるとき
  • 内なる声がもたらす「3つの害」
  • 内なる声を鎮める「ツール」
  • 「心のタイムトラベル」をしよう
  • 「一人称」で考えるのをやめよう
  • 「自然」の中に身を置こう