11月経常黒字、過去最大 1.9兆円、資源高一服
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政府が大きな赤字と借金を抱えても日本が安定していられるのは民間が政府の赤字以上に節約して日本全体が外国との取引で黒字、つまり経常収支が黒字を保っているからで、資源高と円安で急減した経常収支の黒字幅が「経常黒字、1兆9千億円 11月として最大」に戻ったことは安心材料ですし、「資源高の一服で輸入額が減少した」というのも交易条件が改善して日本の富の流出が減ったという点では良い話。
とはいえ、資源を輸入に頼るがゆえ輸入と輸出の間で生まれる価値で成長する必要がある日本で働く人の豊かさに強く関わる貿易収支に限れば、11月の赤字額は原油価格が高騰した2012年11月と昨年11月に次ぐ過去3番目の大きさで、しかも、輸出も輸入も減る中で輸入の減り幅が大きかった形です。本来なら円安で輸出が増えて、コロナ禍中で積み上がった貯蓄で消費がもっと盛り上がって輸入も増えていい筈なのに、そういう点では幾許かの寂しさを感じないでもありません。複雑な心境です・・・ (・・;