Abhirup Roy Victoria Waldersee

[ラスベガス 8日 ロイター] - 独高級車メーカー、メルセデス・ベンツは8日、新たな車載音声アシスタントを発表した。コンテクストに基づく助言や指示をしたり、ユーザーと対話することができる。自動車でのAI(人工知能)活用をさらに進歩させた。

新たな音声アシスタントは、さまざまなトーンで話すことができる。ユーザーからの問いかけを正確に理解するための高度な質問もする。

メルセデスの最高技術責任者(CTO)、マーカス・シェーファー氏はデジタルIT見本市「CES」のメディア向けイベントで「車は話相手。質問したり会話したりして生産的になることができる」と述べた。

新たな音声アシスタントは、CLAクラスの新コンセプト車などに搭載してCESでお披露目される予定。

ドイツ自動車メーカーではフォルクスワーゲン(VW)が、対話型AI「チャットGPT」を組み込んだ音声アシスタント技術を搭載した乗用車を早ければ今年第2・四半期から投入すると8日に明らかにしている。