FRBに緩和迫る影の主役 銀行向け緊急融資、不穏な急増
日本経済新聞
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見たところ、足元のBTFP増加は、利ザヤ稼ぎができる環境に連動しているので、廃止に伴う課題は「根雪」(11月あたりの残高)部分です。この裏側が、どれくらいの資金調達需要と紐づいているかが問題でしょう。
今回の一連の動き(利上げに伴う金融機関へのインパクト)に関し、日本へのインプリケーションは、リスク管理だと思います。つまり金利上昇リスクを踏まえて、債券投資をどこまで抑えておくか、ということです。米国債などを段階的に減らす量的引き締め(QT)をやりながらも、シリコンバレーバンクの破綻などに備え緊急融資制度の残高は膨らみ続けているという記事。
今までの金利上昇も、本当に引き締め効果はあったのかということだが、日本での金利上昇の副作用を予言させるようなもの。
やっと金利のある世界が問い沙汰されるようになった日本だが、金融業界にとって引き締めは本当にプラスなのか?
米国での上記副作用に対する備えどころではない副作用が日本で考えられる。衝撃に対する準備はきちんと考えられてゼロ金利解除が話題になっているのだろうか?
具体的には、金利上昇による債券価格の下落で保険会社や地銀が大打撃を受けるだろうし、そもそも中央銀行たる日銀の持っている膨大な国債価格の下落とか考えて、金利上昇→銀行株強気と言っているのか大いに疑問。12/28にSOFRが過去最高水準の5.4%に上昇。
昨年のシリコンバレーパンク破綻の影響もあり、ほとんどの米銀はキャッシュ多めのポジションを維持しており、金融市場では資金の出し手が少ない。預金からMMFに資金が移動しているため、一部の銀行の資金繰りはタイトになっているとみられる。