2024/1/8

【白熱対談】教育界の異能激白。今必要なのは「自立できる子」だ

2024年の世界は、引き続き大きな変化にさらされている。
AIの台頭は言うまでもなく、不安定化する世界情勢を受けて、社会も大きなうねりを見せている。
そんななかで、150年以上も大枠がほとんど変わらなかったもの。
それが「日本の教育」だ。
かねて日本の教育は「平均点を重視するあまり、個性ある才能を摘んでいる」と批判されてきた。だが、状況はこの2024年に至っても改善されていない。
いまや教育の現場でも家庭でも「このままでは、子どもたちにいまの時代に必要なスキルは身につかないのではないか」という不安が渦巻いている。
それでは、いまの時代に必要なスキルとは何なのか?
スーパー万能な生成AIが席巻する世の中で、これまで重要とされてきた語学力やプログラミングのスキルでさえ、果たして本当に必要なのか怪しくなってきた。
そんななか、多くの教育者はこう声を揃える。
「いま必要なのは『自立心』を育む教育だ」──
いまなぜ「自立心」がカギとなるのか。また、自立心が育つ条件とは何なのか。
この問いに答えるのは、元サッカー日本代表監督の岡田武史氏と、千代田区立麹町中学校で先鋭的な教育改革に取り組んだ、現在は横浜創英中学校・高等学校で校長を務める工藤勇一氏。
教育界きっての「異能」として、共に改革に挑む盟友ふたりが、いま、子を持つすべての親が持っておくべきマインドセットを余すところなく語り尽くす。
INDEX
  • だから今、私は学校経営者になった
  • 日本の教育が遅れた最大の理由
  • 小学生で「主体性を失う」日本
  • 「勉強しなくていい教室」が持つ意義
  • 子どもに必要な「守・破・離」
  • 新時代に求められるリーダーシップ
  • 親に求められる、本当に大事なこと