2024/1/26

【深掘り】現代人の悩みに寄り添う「仏教」の教え

DMM.com 取り仕切り役 会長
DMM.com亀山敬司会長がホストを務め、毎回、脱力系ながらも本質を突くトークを展開する連載対談「亀っちの部屋」。
今週のゲストは、実験寺院 寳幢寺・僧院長の松波龍源さんだ。
「現代社会に仏教を実装する」と掲げる龍源さんのもとには、起業家や経営者をはじめとした、多くのビジネスパーソンが訪ねてくる。
昨秋には、書籍『ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考』を上梓。ビジネスと仏教をつなぐ語り手として、今やさまざまなメディアでも引っ張りだこだ。
なぜ、今ビジネスパーソンの間で仏教が「プチ流行」しているのか。
亀山さんによる素朴な問いかけとともに、奥深い仏教の世界に分け入っていこう。
*音声版は「亀っちの部屋ラジオ」でお聞きいただけます。配信先は SpotifyApple PodcastVoicyです。
*過去のシーズンはこちらからどうぞ。シーズン2(記事音声) シーズン1(記事)。
INDEX
  • 起業家が集まる寺院の秘密
  • 「悟り」とは、結局何なのか
  • 「あり方」を重視する東洋思想
  • 「イライラ」を減らすTips

起業家が集まる寺院の秘密

――龍源さんが運営する寺院・寳幢寺には、起業家も多く訪れるそうですね。
亀山 煩悩のかたまりみたいな起業家がいっぱい来るんだ(笑)。
龍源さんのところに来るということは、「苦悩がある」とか「悟りたい」という人が多いんですか?
龍源 苦悩があるというよりも、これからの時代、ものごとを考えるための根本を持っておきたいという問題意識のある人が多いように思います。