イスラエル軍トップ、戦闘「何カ月もかかる」＝ガザ南部、中部に集中
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ハマスとの戦闘が少なくとも数か月かかるのは大方の見方と思いますが、同時に、イスラエルのガラント国防相は、「われわれは多面的な戦争状態にある」と述べ、ガザ地区のみならず、イラン、シリアなどを紛争が多面的に展開しつつある点を明らかにしています。
https://jp.reuters.com/world/security/SDXBKGFKWJKV7NC5PJQZWQYW2Y-2023-12-26/
他方、イスラエルが今後数か月以上、ハマスとの戦闘を継続できるか、という点も重要です。米国は11月に対イスラエル支援の予算を可決しました。
この点は、米からの支援を確保できず、防戦に傾いている苦しいウクライナとは状況はやや異なります。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231103/k10014246331000.html
そうではありますが、イスラエルにとって、国際的批判、国内での支持を含めた戦争継続のためのコストは無視できず、最終的な着地点を考えなくてはならない状況は来年強まっていくのではと思います。
なお、イラン革命防衛隊の司令官は、米国や同盟国がガザでの「犯罪」に関与し続ければ、「程なく地中海、すなわちジブラルタル海峡などの封鎖に直面することになる」と警告しており、紛争は複数の国を外形的にも巻き込み、複雑化していく可能性が増してきています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d81ad78457f053dc53938cefd3ebaf58c094ec3
