エチオピアが債務不履行、利払いせず-ザンビア、ガーナなどに続く
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債権者と交渉を続けていましたが、昨日債務不履行となりました。外貨と流動性が厳しい状況が続いていたので、決断すべきときだったかなと思います。ちなみに不履行した金額は33mほどで、金額的には払えたかと思いますが、この時点でのデフォルトを選びました。
やはり内戦が大きなトリガーとなりましたね。
https://newspicks.com/news/9374911?ref=user_486073
エチオピアで事業で事業を行っている日本企業
・住友商事(エチオピア2番目の通信会社の大株主)
・伊藤忠(いすゞ商用車を組み立て生産・販売)
・日本たばこ(国内シェアトップのたばこ会社を買収)
また、商社を通じて、日本にコーヒー豆が輸出されています。
幸か不幸か、流動性は常に課題だったので、大きな変化はないのではないかと思います。
日本企業のアフリカ進出動向と事例
https://abp.co.jp/contents/overview/japanlist/
なお、コロナ以降、アフリカではザンビア、ガーナに続き、エチオピアが3カ国目のデフォルト国となりましたが、それぞれ背景やデフォルトからの予後もまったく違います。どこかに書くつもりです。
日本の高度成長時代とは、外部環境が違いますね。国外に安いものを買ってくれる国がたくさんあり、特需があり、環境や公害や人権やワークライフバランスなど考えずに産業が成長できた時代は、もうやってきません。アフリカは世界の氷河期世代みたいなものです。エチオピアは、現在の内戦は2018年から5年以上続いていて、数十万人、おそらく100万人以上の死者が出ています。
しかも周辺国の南スーダン、スーダン、ソマリアなども長期の内戦に陥っていて、エチオピアに100万人もの難民が入ってきています。
餓死者が世界でも最も多いであろう国の1つで、国連が支援の食料を何とか運び込もうとしている国なので、債務支払いなど無理でしょう。
多民族国家のエチオピアでは、北部のティグレ人が蜂起して、制圧したら今度はオロモ人が蜂起し、次はアムハラ人が蜂起している、という具合です。
度々首都にも迫られており、むしろ、ある意味、中央政府が存続しているだけでも、大したものだと思えるくらいです。