ウクライナ国外滞在者の動員案に波紋…1日6000人規模で出国の情報も
読売新聞
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ミリタリー・バランス2023年度版のデータによると、今年初頭の時点でウクライナの地上兵力は全部ひっくるめて55万人くらい。このうちかなりの数の兵士が死傷し、生き残っている人たちも2年近く戦っているのだと考えると、大規模な動員はどうしても必要でしょう。これがゼレンシキー大統領が明かした「軍から45-50万人の動員について提案を受けている」という話だと思います。
ただ、動員自体はずっとやっていることではあります。開戦以来、ウクライナはこれまでに大小9波に動員を実施しており、現在は10波目の動員が行われています。国民の反発や忌避感はあるものの、それでこれまでの間、国が保たなくなったというわけでもないですから、今回の件もそこまで取り立てて騒ぐものではないように思います(戦争が後数年続くということになるとまた別ですが)。
注目のコメント
国内の徴兵事務所の汚職問題でゼレンスキー大統領が一律に所長を解雇してしまった結果、動員がいろいろと難しくなっている。国外滞在者の動員というのはやや無理があるが、そうせざるを得ない状況になったのはゼレンスキーにも責任がある。