[オスロ 22日 ロイター] - デンマークの海運大手マースクは21日遅く、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海周辺で商船への攻撃を繰り返していることを受け、紅海を迂回する船舶を対象に追加のコンテナ輸送料を請求すると発表した。

同社は19日、紅海南部とアデン湾を航行予定の船舶をアフリカ南端の喜望峰を回るルートに変更すると発表していた。

追加輸送料には、航路が長くなることに伴うコストを賄う輸送混乱サーチャージ(TDS)と1月1日からの繁忙期サーチャージ(PSS)が含まれる。

中国から欧州北部に標準的な20フィートコンテナを輸送する場合、追加輸送料は700ドルとなる。内訳はTDSが200ドル、PSSが500ドル。

21日には新たにドイツのハパックロイドと香港のOOCLが紅海を迂回すると発表した。