2024/1/2

【展望】取材現場から見えた「いま本当に必要なスキル」

NewsPicksでは毎週末、「今週の1冊」として、話題の新刊の著者インタビューを紹介しているのですが、本欄のデスクとして定点観測的に「話題の本」をウォッチしていると、今の世の中のムードがそこに集約されているのを感じます。
働き方、キャリアの文脈で言うと、2023年は、『ゆるい職場』(古屋星斗/著)や『人事ガチャの秘密』(藤井薫/著)など、若手の将来不安をフィーチャーした本が目を引きました。
一方で、40代以降のキャリアに着目した『「定年の壁」のこわしかた』(田中靖浩/著)や『それでも、「普通の会社員」はいちばん強い』(新井健一/著)といった本にも多くの反響がありました。
社会の変化や新しいテクノロジーの登場は、私たちの働き方をも大きく変えています。そのなかで、自分がどう行動すべきか迷いを覚えるのは、どの世代も同じでしょう。
本稿では、「今週の1冊」チームのメンバーであり、私(藤田)と組んで働き方にかかわる特集を担当することの多い20代の高橋智香記者と、2024年に私たちが注目していきたいムーブメントについて語り合いました。
新しい年を迎えたこのひととき、私たちと一緒に「働き方のこれから」に思いをめぐらせてみてください。
INDEX
  • テックによる「常時接続」の功罪
  • 「効率アップ」より大切なこと
  • 23年は、GPT活用術が大バズり
  • AIは意外と「コミュ力」が低い
  • 「感じが良い人」ブームの到来
  • 本業が、ベーシックインカム化?
  • かつての「異端キャリア」に注目

テックによる「常時接続」の功罪