【ドキュメント】世界の覇者を決する「AI競争」の全内幕(後編)
NewsPicks編集部
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アルトマン氏解任騒動で未だ謎なのは、AIの安全性理念と商業的成功の争いに見えて、その実は関係者間の主導権争いの感もあり、それが解決したかが不明なことです。
理事会や幹部の間の緊張感は未だ続いているのでしょうか?アルトマン氏主導から合議制に移行したとすれば、意思決定が滞る心配はあります。新体制以降の発表が乏しい点が気になっています。米ニューヨーク・タイムズ紙が、80人以上の経営者、科学者、起業家の証言をもとに、生成AIをめぐるキープレーヤーたちのパワーゲームを描き出す大長編も、今回が最終話。
この第3話では、まだ記憶に新しい「OpenAI事変」を再構築。いまや世界に対して多大な影響力を持つ一企業が、バンドの物別れのような(感情的な)理由で崩壊寸前まで行ってしまう様子に、言い知れぬ不安を覚えます。
生成AI一色だったこの2023年を振り返る意味でも、ぜひ年末にじっくり読んでいただきたいシリーズです。この回の内容はすでに他のメディアで相当カバーされているので新味に乏しかった気がしますが、1回目、2回目は秀逸でした。意思決定の速さは、単にシリコンバレーだと言うだけではなく、普段から蓄積した知見や問題意識合ってのことでしょう。
「あとで修正できる問題を今心配することは、現時点においては致命傷となる」
という指摘(2回目)が心に残ります。政治家にも読んでほしい。