AI、創造的破壊の好機 アームCEOがみる未来
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今の生成AIがそのまま進化しただけでは、いろいろな限界があると見えてきました。
AIチップの消費電力もそのひとつですが、カーボンニュートラルとの関係が難しいところです。AIで効率化できる電力と、AIが新たに消費する電力の見合いですから。「armは未来を見通す水晶玉」が本当になる日が来るとは、汎用AIの姿をChatGPTの登場で、世界の何億人もの人々が垣間見たからでしょう。
そしてそのAIがどれほど大きな電力を消費するかについて、まだ私たちは生成AIが人間の仕事を奪うことについての話に関心を奪われているため、議論にそれほど上がっていません。
ReneHaasはまさにそこに大きなチャンスを見つけていて、創造的破壊とはまさにその千載一遇のチャンスに孫正義と共に全てを賭けると言っているかのようです。
nvidiaに在職していたReneHaasはGPUとCPU(そしてメモリ)の役割とその最適化が低消費電力の鍵であり、ソフトウェアを制約を払拭して動かす必須の条件でもあって、そのことが汎用AIをあらゆる場所で、全ての人々が意識することなく使われるような世界を実現するということなのでしょう。
それが水晶玉が汎用AIという光が当たることではっきりと見えたと話しているような気がしました。
そしてその世界を物理的に支えるインフラがクラウドデータセンターなのです。
すでにデータセンターが消費している電力は世界消費の3%です。汎用AIはこのままでは世界の電力を食い潰してもまだ足りないということが明白なので、armはそこにAIの持続可能性を実現するサービスを提供するということになります。
人間がAIを制御できなくなることを恐れながらも、創造的破壊が人類や地球の未来を希望に満ちたものにしたいという意志や哲学が、armにもあることを祈りたいです。
生成AIが仕事を奪うかどうか論じていられる日々は、救われる気がしてなりません。