オペラ歌唱も登録=無形文化遺産―ユネスコ
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ことにイタリアのロマン派時代に作曲されたオペラで利用される唱法をベルカント(belcanto)唱法(bel 美しい canto 歌 の意)と言います。
その定義自体はやや曖昧なのですが、いずれにせよオペラ歌手が使う声は鼻腔腔を利用して頭蓋骨を響かせる声と胸郭を利用して体の骨を響かせる声を音程やダイナミークに合わせてバランスよくブレンドしていく技法です。
これを実施する際には胸郭の大きさを保ち、一定のスピードで呼気を送り続けるための背筋腹筋はもちろん、口蓋を保つための首や顔面の筋肉を多用するので、声が出せるようになるためにはまずは声を支えることができる筋肉の鍛錬が必要です。(ちなみにエコーをみたお医者様によると、私の背筋は普通の背筋より3cm以上厚いそうです。)何より顔と頭の筋肉が鍛えられると顔や首に皺が出にくくなります!そして先輩の歌手の皆さん内臓脂肪の数値が本当に低い!
いずれにせよ楽器が筋肉でできていますから常日頃の鍛錬も重要で、筋肉の様子が変わってしまうと声も変わってしまいます。声の練習ということだけでいうと、曲の中でも音形や母音子音によって良いところに声が乗りにくいこともあるので、あと数ミリこっちかこうかと考えながら毎日努力を重ねる必要があり…当たり前ですがそこに感情表現が載って難しくみえないように易々と美しく歌うのは、、、ベルカントは、、、本当に終わりのない旅だと思います。
今日も本番に行ってまいります!