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北部のガザ市に続き、中部のハン・ユニス市でも掃討作戦が始まっています。
イスラエル軍の掃討作戦は、北から南に進んでいるので、ハマースを狩りだしていったうえで、最終的には、ガザ地区の全住民を最南端、エジプトとの国境の街、ラファへ追いつめることになります。
これまでは、イスラエル軍がある程度攻撃して、恐怖とパニックがメディアで拡散され、戦闘中止となり、次にハマースが攻撃を始めるまで1年くらい小康状態、というのが定石でした。
もし、メディアで恐怖とパニックが拡散されてもイスラエル軍の地上掃討作戦が続けばどうすればいいのか、というのが、今、ハマースとガザ地区住民が直面している新事態です。
ハマースは、数時間前に、反撃として、テル・アビブに数百発のロケットを発射しましたが(死傷者は出ず)、ロケット発射能力も弱まってきています。今更言うまでも無い様な事ですが、イスラエル軍はハマスと民間人を積極的に区別せずに攻撃してるように見えますね
ガザ死者約1万5000人、3分の2は民間人 イスラエル軍高官(AFPBB News) https://www.afpbb.com/articles/-/3494596
今まで住民に南部への退避を勧告した上でこれですから、退避先の南部へ攻撃をするなら、割合はもっと増えるでしょうね残念ながら停戦は延長されなかった。
イスラエルは、当初から停戦延長は考えていなかったと思われる。理由は2つ。
まず、停戦については、人質と収容者の解放を条件としていたが、イスラエル側の行政拘束(裁判に拠らず、投石等でも数年は収監され得る)は、日々繰り返されているので、パレスチナ人の収監は増えつつある。
2つ目に、シファ病院地下に司令部が無かった事で、イスラエル軍は、南部において、かなり熾烈な焦土作戦を実施するほかない(既に11月半ばでミサイルを15,000発を撃ち込んだと公表しているが、南部はそれを上回る可能性すらある。ちなみに標的補足のシステム名は、"福音")
いずれにしても、イスラエルメディアで報道されてように、パレスチナ人は存在しないと公言したり、解放されたパレスチナ人の家に警察を突入させる(祝賀会の阻止の為と会見で説明)内閣では、エスニッククレンジングを進めるつもりに見える(なお、ガザ地区外に人道的に退避させたとしても、戻る担保が無ければ、それも民族浄化です)