• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

アヤーン・ヒルシ・アリの改宗と文明衝突の前夜

宗教とグローバル社会
50
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


注目のコメント

  • 立教大学 文学部教授

    2023年11月22日にオランダで行われた総選挙では、驚くべきことに反イスラムのコメントで世間を賑わせてきたヘルト・ウィルダース率いる自由党(PVV)が勝利しました。リベラルなオランダでさえも反イスラムを掲げる、つまりは文明の衝突を煽る言説が支持を得るという事実に世界は驚愕しているのではないでしょうか?そうした動きを予言するかのように、その10日ほど前には、元ムスリム、さらには元無神論者、作家で活動家のアヤーン・ヒルシ・アリがキリスト教に改宗したと宣言しました。この宣言は、いまの世相をよく表しているといえます。文明が文明と衝突し、多大な被害を出すことが危ぶまれる現代において、ヒルシ・アリの宣言は個人的な信仰告白以上の意味を持ってきます。彼女の宣言を読みながら、現代における文明の衝突について考えていきたいと思います。コメントお待ちしております!


  • 理系なりに整理してみた

    衝突が生まれる理由
    ・人間の特徴は概念の再帰的な抽象化が得意なことなので、世界の原理や理想的な生き方といった包括的なイメージを求めてしまう。
    ・そのようなお題に対し統一感のある物語は無数に作れる。
    ・物語の共有は集団の結束にとって有効なので、排他的な教義が広まることがあり、集団間の衝突に繋がる。

    科学について
    ・根拠の曖昧な物語ではなく確実な正解を特定しようという活動の中から、世界の原理の一部を解き明かす科学という枠組が誕生した。
    ・科学は強固な論理的裏付けがある反面、扱える範囲が狭い。(科学の発展とともに拡大するもののまだ扱えない範囲のほうが広い。)
    ・科学より物語を優先する立場は、論理的に破綻しているとは限らないものの不勉強または思慮不足の結果だと断じて良い。一方、科学で扱えない範囲は物語で補完するしかない。
    ・科学だけでは物語はなくならず衝突もなくせない。

    衝突をなくせるか?
    ・以上の理屈を集団の大半が前提として理解し受け入れるのは極めて困難なので、単純な物語の提唱者と盲信者は簡単には絶えない。経済的困窮などで苦しむ人が多いほど支持を得やすいとも予想される。
    ・単純でウケやすく衝突もしにくい物語が存在すればいいけど、多分そんなものはこれまで編み出されていない。
    ・科学の発展と絶対的貧困の減少と集団間の競争により原理主義者は少しずつ減ると思いたいけど、それでも人間の思考力か集団を結束させる仕組の少なくとも一方について飛躍的な進歩がない限り、改善幅は頭打ちになりそう。

    アヤーン・ヒルシ・アリ氏の主張について
    ・民主主義の敵として挙げられている4点はたまたま今米国視点で目立つから取り上げられただけで、本質的に他の物語と異なるとは思わない。宗教と政治的イデオロギーと個人崇拝は原理主義と親和性が高いという意味では似た感覚はあるけども。
    ・イスラムが原理主義的というのは偏っている。原理主義的でないイスラムが大半だし、イスラム以外の原理主義はいくらでもある。貧困レベルと主要宗教には歴史的経緯から一定の相関があるので、それが因果と混同されがちなのかもしれない。
    ・近代国家の基盤がキリスト教というのも偏っている。これも歴史的経緯から相関はあっても因果はない。民主主義国家が守るべきは民主主義であって「キリスト教を含む西洋文明」ではない。


  • 商社 会社員

    イスラーム教一神教→無神教→キリスト教一神教

    八百万の神、または、仏教、ギリシャ神話という選択肢はなかったのか気になる。
    あくまで、西洋文明を基盤にする場合、東洋系の発想が選択肢になることはないか。
    八百万の神的な発想からの多様性の内包を考えたい。


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか