【流出】中国人が、東京のタワマンを「現金」で買い漁る理由
- 機内スーツケースに現金と延べ棒
- 毎月7.5兆円が流出中
- 8年前の金融危機との違い
- それでも「流出」は止まらない
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面白おかしい記事ではありますが、数字はもう少し正確に抑えておくのが得策です。そうしないと安易な中国崩壊論に飛びついて、結局自分が損をすると思います。中国崩壊論はもう20年以上も一部の人たちが理由を次々と変えて唱え続けられてきました。理由は、2000年代初めは共産党の内部分裂、2005年は汚染水や公害、2010年頃は不動産バブル崩壊、2015年頃は資本逃避、2020年頃は共産党の内部分裂とは正反対の独裁制への批判、最近はまた不動産バブル崩壊とこの記事にある資本逃避です。しかしまあ、どれも実現していません。資本逃避がこの記事には毎月7.5兆円、年間で100兆円ペースととありますが、実際には30-40兆円ぐらいです。これは中国の経常黒字と同じ規模感なので、外貨準備は横ばいです。外貨準備はIMFの統計とも整合的で、ここは正確だと思います。しかし、個人情報保護で不動産の買い手は分からなくなっていしまいました。中国人が買っているのは逸話的に真実だとは思います。しかし、数字の裏は取れないと思います。
現金かどうかはともかく、中国人以外にも台湾人、香港人、シンガポール人その他アジアからの日本への「資産移転」は円安以来すごい勢いです。中国を主体に取り上げるのはいいですが、単に中国人のみの現象と思われてしまうので、少しバランスをもって書いて欲しいところです。
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