138Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
気候変動に関する合意形成が極めて難しいのは、第一に、CO2はエネルギー利用の結果排出されるもので、これは環境問題ではなく、エネルギー・経済の問題であるという基本的な構造に加えて、第二に、排出削減を進めても温度上昇に有意な効果をもたらすには十年単位の長い期間がかかる(今コスト負担する人たちがその効果を実感できない)という点があります。

日本はこれまで極めて手厚い補助を再エネに講じてきたことで、太陽光発電の設備量は世界3位(中国、米国に次いで)にまでなっていますが、急速に増やしたために、かえって自然環境や地域との共生で軋轢が生じています。開発に時間がかかる洋上風力や地熱の運転開始が期待できない2030年に急増させるのは極めて困難です。
気候変動の国際交渉では、従前は基本的に「手段を縛る(=エネルギー政策に関わる)」ことは避けられてきたのですが、交渉事が落ち着いてくると(=パリ協定が採択され、その運用ルールも決まってきたので、いまのCOPはイベントとしての意義が強い)、なんらかCOPの成果としてこうしたアライアンスなどを打ち上げるということが行われます。
日本としては、関与することのメリデメから取捨選択して付き合っていくということになるでしょう。このアライアンスは、世界全体で再エネの量を3ばいにしましょうということなので、特段のデメリットはないということでしょう。
といことで、今晩ドバイに向けて出発します。
見出しだけ読む方のために注意点から。今回の誓約は世界全体の導入量です。日本はその趣旨に賛同したということで、国内で2030年までに再エネを3倍に引き上げるような計画は現在のところありません。
この日は原発についても2050年までに世界全体で設備容量を3倍にするという別の有志国の誓約も掲げられ、こちらにも日本は賛同。ただご存じの通り国内では原発の新増設の計画もまだありません。
G7内でも廃止に向けて圧力がかかる石炭火力は断固維持。今回のCOPでも日本が発信しているメッセージは「変わりません、変われません」という印象。
この記事のタイトルだけを見ると、「お、再エネ増えるのいいじゃん」となりますね。

一方で、日本は火力発電に依存してるので世界からもプレッシャーかかってるし、別のニュースには

「世界全体の原子力発電の設備容量を2050年までに20年比で3倍に拡大する」との宣言に、日本を含む22か国が賛同したと発表した。」

とあります。

日本は東日本大震災、ウクライナとロシアの件、など、この12年でエネルギー問題について生活に影響が出まくる経験をしているので、みんなでもっと考えねばですよね。

電気は勝手に湧いてきません。
誰かがめちゃくちゃ研究開発して、建てる場所で地元の人たちとすげー調整して、お金かけて発電所を建てて、送電線張り巡らせて、24時間365日メンテナンスもどこかの誰かがやってくれてる。

日本は島国で国土広くもないし、地震や台風もたくさんきて、海外の人たちからは「そんなところで良くリスク管理しながらその量発電しまくってるよね」と言われるんですって。

私たち一人一人にできることって、なんでしょうね?
本件についてのCOP28の公式リリースは下記。色々探したのだが誓約国リストは見当たらず…
https://www.cop28.com/en/news/2023/12/COP28-Presidency-launches-landmark-initiatives-accelerating-the-energy-transition

ただ八田さんもコメントされているように「世界で3倍」であって、誓約国で3倍ではない。
下記はGlobal Renewables Allianceによる1.5度上昇に抑えるための2030年に必要な再エネキャパシナリオ。全体で2022年比で2030年に3.3倍(容量なのでGWベース)。ソーラーが5.2倍、風力が3.9倍(オンショア3.6倍、オフショア7.8倍、ただし2030年で風力全体でオフショアが占める比率は14%と依然低い)。伸び率が小さいのは水力でこれは地理的制約だろう。あとはバイオも2.3倍と相対的に小さい。
それをそれぞれの国で誓約国以外もどこまでやっていくか、経済的に成立するのか、そのための国内での補助金、国際的な補助金をどうするか、またエネルギー安全保障も含めて今後現実として超えていく必要がある壁として出てくる。
https://globalrenewablesalliance.org/press-release/cop28-pledge-on-tripling-renewables-kicks-off-massive-scale-up-of-renewable-energy-but-action-and-accountability-must-now-match-this-ambition/
かつてのオイルショックの時、日本は省エネ技術で世界をリードしました。
資源がなくて、必死に省エネ技術を開発した賜物です。

「日本は省エネ大国だった」という誇りを取り戻して、ぜひとも頑張っていただきたいです。
2年前のCOP26では「1.5℃以下」という気温目標、「50年ネットゼロ」という排出量目標の2つが決まっていたわけですが、今回のCOP28では、より身近な「30年再生エネ3倍」という実現手段に関して各国が合意できたのですね。素晴らしい。
9月の国際エネルギー機関IEAの報告書がこの「再生エネ3倍」の流れを決定づけました。
産業革命前からの気温上昇を1.5度に抑えるとよく言います。
ただし、2022年の世界平均気温は既に1.15度上昇しています。
つまり、待ったなしの状況なのです。
2030年までが勝負なのですから、再エネ以外も取組みを加速しなければなりません。
2050年カーボンニュートラルに向けては、必要な取組みのひとつなのでしょうね。
自然環境とも共存しながら上手く進めて欲しいと思います。
罰則のない宣言だと、その実現は厳しいでしょうね。

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
再エネはババ抜きのようなもので早く撤退した国が勝ち

ベースロードを原発、変動分を高効率石炭火力が担うのがベストミックス

世界の原発容量、2050 年までに 3 倍に COP28
https://newspicks.com/news/9272574?ref=user_358617

【日本発】世界が注目する「CO2 を出さない」火力発電
https://newspicks.com/news/7878973?ref=user_358617