好調の大丸松坂屋発ファッションサブスク、アップサイクルブランドを開始。しみ、破れの洋服を再度レンタル品に
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企業とユーザーの間で“利用のハードルが下がる”ということは、感覚的に理解できると感じます。一方で、レンタル系のサブスクは物流オペレーションが生命線と言って過言ではないでしょう。そこにはもちろんコストが必要なので一定の耐えをできるかが事業計画のポイントになると思います。
有名アパレルブランドのサブスク、アナザーアドレス。ブランドとのコネクションが強い百貨店の強みを活かしたサービスですね。
レンタルが難しくなった商品をアップサイクルして再度レンタルする取り組みは、大量廃棄に歯止めをかけたいとの同社の思いの真剣度が窺えますが、個人的には、アップサイクル品を許容されるのであれば、是非、個人のブランド衣料買取品（良品に限り）も、このサイクルの中に入れて欲しいと思いました。
コロナ禍の断捨離に伴う潤沢な良品の供給と足元の円安によるラグジュアリーブランド品の高騰により、リサイクルショップは各社大きく業績を拡大しておりますが、ラグジュアリー品ならバッグを持ちたいという日本人の特性もあり、需要でリセールバリューが決定するリサイクルショップでは、衣料品のリセールバリューがシャネルなど一部のブランドを除き、相対的にとても低いのが特徴となっています。
ただ、レンタルであれば、着たい人も多いはずですし、需要が見込まれないから低い値付けをされるくらいなら、多くの人に着ていただいた方がその衣料品も報われるように思いました。
良いものを取得して愛用したい人と、良いものをその時々の気分で色々着回したい人とがうまくマッチできると、さらに付加価値の高い衣料の循環ができそうですね！AnotherADdressはファッション業界の中の人も結構使っているサービスです。
本文にもありますがマルジェラやMARNIのようなマスにも有名なブランドの他、TAAKKなど比較的新興のデザイナーズブランドまで取り揃えているためです。
一般的にリメイク・アップサイクルにはコストがかかるため、一般的なファッションサブスクでは取り組んでいられない場合が大半です。1,000円で調達したキャリー品に対して、2,000円の工数をかけてアップサイクルするということはエコノミクスとして現実的ではありません。
AnotherADdressはハイファッションを取り扱っているために、商品の調達コストも高く、またユーザーもそこを魅力に対価を払っているため、5万円のコートを5,000円でアップサイクルするということが合理的でもあります。
AnotherADdressの独自路線はウォッチしていて本当に面白いです。
