[フランクフルト 24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は24日、自身の息子が、度重なる警告にもかかわらず暗号資産(仮想通貨)に投資した資金の「ほぼ全額」を失ったと明かした。

暗号資産について投機的で価値がなく、犯罪者が違法行為に用いる道具と非難してきたラガルド氏は、フランクフルトで開かれた学生とのタウンホールで「息子は私を徹底的に無視した。そして投資した資金のほぼ全額を失った」と指摘。「そのことについて息子ともう一度話し合った時、彼はしぶしぶ私が正しかったことを受け入れた」と述べた。

ラガルド氏には30代半ばの息子が2人いるが、どちらの息子を指しているかは明らかにしなかった。