2023/11/23

【保存用】アルトマン復帰。「空転の5日間」を全部おさらいする

結局、あるべき姿に落ち着いたというところか。
11月21日夜10時(現地時間)、ChatGPTを開発するOpenAIがX(旧ツイッター)の公式アカウントを更新し、共同創業者のサム・アルトマンが、CEOの座に復帰したことを伝えた。
アルトマンが突然、CEOの座を追われたのは11月17日のこと。
取締役のクーデターでOpenAIを退社すると、急転直下のマイクロソフトへの移籍、さらに自らを慕うOpenAI社員による大量署名など目まぐるしい展開を見せた騒動は、約100時間を経て、AI界のスーパースターがほぼ元サヤに収まる形で終焉を迎えた。
「この数日間、私がしてきたことは、このチームとその使命を維持するためのものだった。(中略)。OpenAIに戻ることを楽しみにしている」
アルトマンのツイートにも、すべてがひとまず終結した安堵感がにじんでいた。
今後、また世界は何もなかったように、動き出すのかもしれないが、この「空転の5日間」は何らかの形で、AIの歴史の一つの転換点として刻まれていくのだろう。
そこで、NewsPicksでは、21日に公開したアルトマンの「激動60時間」を整理する』を更新する形で、この100時間強の全顛末を時系列で紹介しておく。
INDEX
  • 11月17日(金):電光石火の「追放劇」
  • 11月18日(土):サムを呼び戻せ!
  • 11月19日(日):急転直下の「MS転身」
  • 11月20日(月):大量退職。深まるミステリー
  • 11月21日(火):アルトマン、OpenAI帰還

11月17日(金):電光石火の「追放劇」

  • 11月17日午後0時28分OpenAIが「リーダー交代」というブログを投稿する。