[ベンガルール 21日 ロイター] - トヨタ自動車は21日、急増する自動車需要に対応するため、4億ドル近くを投じてインドに第3工場を建設すると発表した。

新工場は新たに2000人の雇用を創出し、年間10万台以上を生産する予定。トヨタがインドで生産能力を増強するのは10年超ぶり。

ロイターは今年9月、関係者の話として、トヨタが既存2工場の南部カルナタカ州ビダディにおける同じ敷地に新工場を建設すると報じていた。

現地法人トヨタ・キルロスカ・モーターの吉村公一社長は声明で、トヨタはインド市場に対して引き続き非常に前向きだとし、生産能力増強はサプライヤーのエコシステムをさらに成長させる可能性があると述べた。

トヨタはインド市場でスズキと提携して販売を増やしている。トヨタの現地生産能力の約3分の2はスズキのインド子会社マルチ・スズキ向けとなっている。