企業の排出量開示、米SECがスコープ3撤回検討 EUと温度差
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おーーScope3の撤回を検討するとは大きなニュースですね。開示することが困難ではないかという意見がかなりありました。
温室効果ガス(GHG)プロトコルとは? スコープ1~3をわかりやすく解説
https://newspicks.com/news/6569047なんかアメリカとEUのビジネス環境の違いを如実に反映したような話。スコープ3のうち「廃棄にかかる分の算出が困難」なのは当たり前の話。プラスチックでいえば、燃やせばそれに応じた炭酸ガスが出るけれどそのまま埋め立てればゼロ。そんなん追っかけられないので適当に按分すれば「計算方法が不当!」とか言って訴えられかねない。回り回ってSECすら巻き込まれかねない。
逆にEUとかは「基本エリート貴族」のやることなんで。「全部リサイクルすればよろしい」とかいいかねん。今ちょっと思ったけど「食べるパンがないのならケーキを食べればいいのよ」に近いもんがある(笑)。
海外の会社のワークショップなんか聞いてると、カーボンフットプリント(原料になるまではスコープ3の上流側、ということになります)計算するのに「今日使ってる原料のもとになってる原油はどこの国で掘られたか」まで反映させている、というのをちょいちょい聞いたりします。「そこまで!」ってのはありながら、一方で、こいつら「さすがにやってることがアホすぎる」って思わんのかね?なんて。スコープ3の試算は、コストがかかるし、製品の売り先での使用状況やサプライチェーンに含まれる中小企業の数値の正確さなどは、誰も保証ができない。
コンサルタントは儲かるかもしれないが、実質的な環境保全につながるのかは、かなり怪しかったので、米国が関心を示さなくなっても、さもありなん、です。