「何者かになりたい」と焦るあなたへ
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記事を書いた井上です、こんにちは。ふだんはNewsPicksトピックス(noteのようなものです。https://newspicks.com/topics/weakness)の弱さ考という連載を書いています。
記事では「何者かになりたいなんて思うな」的なことが書いてありますが、それでもやっぱり不安ですよね。不安でいい、不安な自分にフタをしないでいいです。自分も最近、「めちゃくちゃ人の目気にしてんな」と自分のことを笑いたくなることばかりです。何かを投稿したら、リアクションが気になって気になって笑。そんな不安に囚われた日々を一歩ずつ一歩ずつ進んでいくと、少しずつ、いつのまにやら消えていくのかもしれません。でも、35歳でも、ぜーんぜん消えません。還暦くらいには、落ち着いていたいものですね。こういった哲学的な問いを立てる記事は、NPにおいて非常に価値があると思います。井上さんのおっしゃる通り、「何者かになりたい」は一種の呪いであると思います。私も、こう思っていた時期がありましたが、一生自分に満足することができなくなり、周りと無意識のうちに比較競争をしてしまうようになってしまいました。
この時に助けになったのは、仏教の教えである「諸行無常」「諸法無我」でした。生きているだけでも幸せであるし、日常にある小さな幸せに感動できる人間性を育てることができれば、煩悩から脱することができると信じて、大学で好きな勉強をしています。新卒で入った会社を9ヵ月で退職したのがキャリアのスタートでした。
学生のときは順風満帆で日本社会のレールに乗っていたので、社会人になってもレールに乗って走れるだろうと勝手に思っていました。私は一旦レールから外れてしまったために何者かになろうと焦っていたのだと思います。
キャリアを登って、登って、市場価値を上げてきましたが、30代からそんな価値観にモヤモヤしていました。40代でチャレンジしたのは自分が大事に思えることを大切にしよう、ということ。誰かの目線ではなく、自分にとって価値があることに時間を使いたいと思っています。