感染研エボラウイルス動物実験へ 流入備え国内初、治療体制づくり

コメント

注目のコメント

• 髙橋 宏瑞

  順天堂大学医学部総合診療科 准教授

  ・2023年11月19日

  国内でこういった実験ができる体制を整え、日本として知識を蓄える事はとても重要な事です。エボラウイルスは大変危険性の高いウイルスであり、危険性の高い実験を行う場合、セキュリティが最も重要になります。
  
  特に、生物安全性レベル4（BSL-4）の国際基準の遵守が重要です。BSL-4は、エボラウイルスのような致死性が高く、治療法や予防策が確立されていない病原体を扱うための最も厳格なレベルです。BSL-4の施設では、特殊な建物設計、完全な気密性、高度な空気清浄システム、そして厳重なアクセス管理が必要とされます。研究者は完全に密閉された防護服を着用し、高いレベルの訓練を受ける必要があります。
  
  さらに、人為的なミスを防ぐために、最新のIT技術を活用して、研究プロセスの自動化と監視を強化することが求められます。国際基準に準拠し、その基準に基づいて適切なセキュリティレベルを維持することで、国内外の懸念を軽減し、安全かつ効果的な研究を推進することができます。
• 阿部 圭史

  国際政治・危機管理アナリスト／医師 国際政治・安全保障・危機管理・医療・公衆衛生

  ・2023年11月19日

  BSL4の実験施設を複数有していれば、我が国も、国民の命を守るための研究開発を独自に行い、危機に対応することができるようになります。重要な施策です。