APEC宣言、ロシア批判を回避 ガザにも触れず、首脳会議が閉幕
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APECは、「アジア太平洋経済協力会議」ですから、アジア太平洋の国々の大部分にとって、ウクライナやガザがそれほど重要ではないか、少なくともそれほど意識しないのでしょう。
今回は、米国が議長国ということで、サンフランシスコで開催ですが、米国が一ヵ国で議長声明を出して、ロシアを強く非難しました。
APECは、そもそも、米国が東アジアの経済成長から自国も利益を得たいということで、冷戦後に成立しました。
経済のためなら、ということで、日本も中国も東南アジア諸国も参加して成立しました。
ヨーロッパや中東の問題のためのものではないので、そういう集まりで米国に振り回されるのは場違いである、というのは、多くの加盟国の思うところではあるでしょう。ロシアがウクライナ軍との戦闘で善戦していることが判明し、支援金と援助兵器をガブ飲みして苦戦しているウクライナ軍の戦い方を疑問に思う声が高まりつつあるいま、ロシア批判だけではバランスを欠くことが理解され始めたということではないか?パレスチナでの事態もイスラエルの病院への攻撃の手法、イスラエル発の情報への信頼性に疑問符がつき始めた。ハマスは悪だと決め付けても、ガザ地区の女性、子供、高齢者の生命は救えないことを国際社会は理解し始めた。日本は紛争地域から遠く離れた極東に位置する国家であり、G7主要国会議の議長国。バランスある外交の
旗振り役をしたい。