2023/11/16

【きょう解禁】14年ぶりの値下げ。ボジョレー「異変」の理由

NewsPicks 記者・編集者
日本をむしばむ円安は、秋の風物詩の「あのお酒」にも波及している。
きょう、11月16日午前0時、フランス産の新酒「ボジョレー・ヌーヴォー」が解禁された。
ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日は、全世界共通で毎年11月の第3木曜日。
東京都内のワイン販売店では、カウントダウンイベントが開かれ、初心者から愛好者までが舌鼓を打った。
ボジョレー・ヌーヴォー解禁を祝うカウントダウンイベントの様子。フランス本国から生産者も駆けつけた。
毎年この時期になると、「お祭り」になるボジョレー・ヌーヴォー。
「過去最高の出来栄え」「10年に1度の味わい」といったキャッチコピーが、ネット上で大喜利されることでも知られるが、実はちょっとした「異変」が起きている。
「安く飲めるワイン」の代表選手だったボジョレー・ヌーヴォーが、すさまじい値上がりを見せているのだ。
過去最高額を記録した2022年に比べ、今年の日本での販売価格は14年ぶりの値下げとなる予定だが、それでも高値圏にある。
いったい、なぜなのか。
近年の価格動向の背景から、ビジネスのお供、新教養とも言われるワインの「1ランク上」の知識まで。
1年で最もワインが注目を浴びるこのタイミングに、サクッとお届けする。
INDEX
  • 世界で有名になった「地酒」
  • 解禁日に空港まで走って飲む?
  • 知識ゼロでも楽しめるワイン

世界で有名になった「地酒」