Renju Jose

[シドニー 13日 ロイター] - サイバー攻撃を受けて操業を3日間停止していたオーストラリアの大手港湾運営会社DPワールド・オーストラリアは13日、同日午前9時に全ての施設で業務を再開したと発表した。

サイバー攻撃の影響により、10日からメルボルン、シドニー、ブリスベン、西オーストラリア・フリーマントルのコンテナターミナルの操業が停止していた。同社は豪州の輸出入品の約40%を取り扱っている。

国内の4つのターミナルから今日中に約5000のコンテナを輸送する。今後数日は調査の継続やネットワークの保護で一時的に業務が混乱する可能性があるとしている。

ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)による金銭の要求があったかについては明らかにしていない。

豪では昨年末からサイバー攻撃が増加しており、政府は2月に規則を改正しハッキングへの対応を調整する機関を設立したばかりだった。

豪政府は攻撃がどの組織の犯行なのか把握していないという。