SA駐車場で水素供給 高速道路、来年4月から
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水素ステーションの典型的な仕組みは次の通りです。
①水素タンク(ローリーなどで輸送してくる水素を貯蔵)
②圧縮機(短時間で水素充填出来るようにおよそ700〜800気圧程度に昇圧)
③蓄圧器(圧縮した水素を一時的に貯蔵)
④プレクーラー(水素は充填する際に脱圧により温度が上昇するため、事前に−40℃程度まで冷却)
⑤ディスペンサー(自動車への水素充填装置)
一式に係るコストは4億円台と言われています(昨今の建設市場を考えると更に上振れしているかもしれません。また、ガソリンスタンドの建設費用は一般に数千万円程度と言われています。)。現在のガソリンスタンドの数は全国でおよそ28,000件ですが、水素ステーションの数は160箇所です。実用レベルまで普及が進むには水素ステーションだけでも数兆円ではきかない投資が必要となります。技術的、制度的なブレイクスルーがまだまだ必要であるように感じます。充電器設置と並行して水素充填設備を増やす。燃料電池車の普及に日本が本気で取り組む方向が明確になりました。
ただし、従来のガソリンスタンド並みに充填機や充電器を設置するには更なる規制緩和と投資が求められます。誰がお金を出すのか、そこが課題です。