【日本注目】アフリカ発、新しい「リープフロッグ現象」
コメント
注目のコメント
最近、日本のビジネスパーソンがやたら視察に言っているときく国々があります。それがケニアや、ナイジェリアです。
かつてスマートフォンの普及によって、先進国を一足飛びに超えてしまう「リープフロッグ現象」がおきた、アフリカの国々。たとえばケニアでは、銀行のインフラがないまま、モバイル決済が国中のスタンダードになりました。
いまここで、エネルギーとグリーン分野でも新しい事業が生まれているということで、現地の投資家を招いて、非常におもしろいビジネスの数々をうかがいました。このコンテンツの詳細は、NewsPicksのポッドキャスト『グリーンビジネス』でもお聞きいただけます。
https://open.spotify.com/episode/4qLagfnWCpjdcDHWtZdN3Y?si=9e9f8295a1634b2f決済FinTechのStripeは、30年後を考えて、アフリカ企業に投資しています。実際の成長スピードはそれよりもはやいのですが。
ケニアといえば、決済はモバイル決済のM-Pesaが市場を席巻しています。成人人口の9割がM-Pesaを利用しているといわれています。現金よりクリーンで、安全、社会コストが安い決済です。アフリカは、森林、再エネ適地、バイオ燃料用地といったカーボンクレジット資産に恵まれている上、省エネや輸送効率、廃棄物管理が不十分なことが多いですから、炭素クレジットを生む余地が多いにあります。ヨハネスブルグ証券取引所がカーボンクレジット市場を立ち上げたり、クレジット収入の事業者、政府、コミュニティーとの配分などに関する規制が策定されたり、インフラも整いつつあります。一方で、長くジンバブエで森林管理のカーボンクレジット売上を挙げていた企業が撤退するなども。世界の脱炭素の潮流によるアフリカへの影響は、ネガティブなインパクトの方が大きいのが現状なので、少しでも稼げる機会を活かしていきたいですね。