【超解説】今回のイスラエル・ガザ戦争が、過去と全く違う理由
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ハマースは、こんな戦い方をしていても、勝ち目がない、少なくともイスラエル全土を奪還する可能性は無いに等しいので、自滅行為をしているように見えます。
勝ち目があるとすれば、外から強大な援軍がくる場合だけですが、それほどの援軍はまず来ないでしょう。
ハマースは何を焦っているのか?
ガザ地区の住民の不満を恐れているということはないです。
率直にいって、ガザ地区の悲惨は、まず第一にハマースの恐怖支配、監視社会と密告体制、イスラエルへの内通者と見なされた人々が日常的に粛清され、目立つところに吊るされているところです。
北朝鮮よりも明らかに悲惨です。
こんな時でなければ、ふだんはイスラエル軍に殺されるパレスティナ人よりも、ハマースに粛清されるパレスティナ人の方が多いです。
食料がないとか、生活水準が苦しい、とかいった問題ではないです。
つまり、ハマースは一般住民を恐れるということはないです。ハマースに逆らうような気骨と能力のあるパレスティナ人は、すでに粛清されるか、外に逃げるかしています。
ハマースの失敗は、1つは読み間違いでしょう。
イスラエルに攻撃すれば、イスラエルが怒って空爆する、アラブ諸国やイラン、トルコからガザ地区への支援がさらに増える、これまでと同じ繰り返しで済むと思っていたでしょう。
まさか徹底的に更地にして殲滅する、というような勤勉な作業がありえるという発想がなかったのでしょう。
もう1つは、やはりスポンサー絡みで、ハマースのスポンサーは今やイランだけです。
ハマースはイランの指示は絶対に聞かざるをえません。
イランが今恐れているのは、核兵器を完成させる前に、イスラエルと米国が本格的な攻撃を仕掛けてきて、体制が崩壊することです。
イラン(の革命防衛隊)がハマースに指示しているのは、イスラエルがガザ地区に手一杯となり、イランを攻撃する余裕がなくなるようにすることです。
イラン(の革命防衛隊)も読み間違えていて、イスラエルは、ユダヤ人を大量に殺害した勢力を、その背後の主犯も含めて、許すことはありません。イスラエルに手出しする者は、自ら破滅を招くことになります。中東テレビ局アルジャジーラのInstagramと YouTubeが現地の凄まじい惨状を発信しています。
罪のない子供や市民の切実な悲鳴が止まりません。
ガザの子供の犠牲者が4,000人を超えました。
https://www.aljazeera.com/amp/news/2023/11/5/true-massacre-gaza-children-death-toll-crosses-4000-as-raids-intensify
CNNやNHKの報道だけでなく様々な情報ソースから現実を直視し、今私たちにできることを考えて行動したい。