【トヨタ、EV、原発…】ドイツが思ったより苦しそうだ
NewsPicks編集部
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ドイツに来て、3週間弱。多くの人に取材するなかで、この数年、EVやエネルギー周りで先進的な政策を相次いで出してきたはずのこの国に感じる「揺れ」「疲れ」について、率直に綴ってみました。
疲れを感じるのは当然のことでしょう。徐々に移行するのではなく、先に厳しいゴールを決め、それに向かって進路を変えているのですから。ドイツ人気質なのでしょうね。最終的には、そのハードルを乗り越えるパワーを持っているのがドイツです。
エネルギーのロシア依存の他にも、鉱物資源は北欧、電池生産は東欧に依存し、そして北米を締め出された中国が、本格的に欧州やASEANに進出しています。
また太陽光パネルのように自国で生産する技術も電池製造には無く、研究開発は新興企業へ投資し、生産は韓国や中国勢の誘致に頼っており、今になってVWは電池子会社のPowerCoを立ち上げて内製しようとするも、電池事業を切り離す動きとは逆行。
後工程のパック化は手掛けているのですが、Boschが5年前くらいにセル製造は採算が取れないのでやらないと発表したまま、ドイツのバッテリー生産技術は進歩していません。これはイギリスなども同様です。
そんな状態の中、EV需要が低迷してVWの4番目の工場建設はペンディング。
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