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【新教養】リチウムを知れば、世界の「次」がわかる

NewsPicks編集部
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注目のコメント

  • バッテリー スペシャリスト

    この手の鉱物資源は十把一絡げに考えがちですが分けて整理しましょう。(ちなみに最近のLi相場は、EV需要が下がると予想され下がってます)

    Li:二次電池の伝導体(イオンとして。なのでLiB)
    Cu:Alが使えない場合の電極(負極。LTOの場合はAlでもOK)
    Co:正極材の活物質に使う遷移金属(最たるのはFe)
    Ni:同上
    Mn:同上
    なお鉱物では無いですが、ポリアニオン系正極ではPやSも使います。

    そして権益確保と鉱山経営、精錬とリサイクル技術は、プレイヤーが異なります。資源商社に材料メーカー、テスラやアップルに新興企業、総合商社に国家(中国に加えて南米諸国)など、相対で契約している内容は劇的に変わっている可能性が高いです。この辺りを踏み込んで記事にして貰えると嬉しいです。

    最後にLi代替ということでナトリウムイオン電池を挙げて頂いてますが、他にもMgやZn、アニオンにフッ化物を使った革新電池の研究は進められています。
    (ご参考)
    https://news.mynavi.jp/techplus/article/20210604-1899518/

    ※Zinc-Air(亜鉛空気電池)は以前Newspicksでも取材してましたが、現在そのオリジナル記事が検索出来ないようです。
    追記
    高山温さん、ありがとうございます。そうです、この記事でした。
    https://newspicks.com/news/3351914/


  • NewsPicks NY支局長

    1、2年前から、欧米の英語圏のメディアでは「鉱物」について取り上げたニュースや映像が爆発的に増えました。

    EVや脱炭素を強力に推進する中で、本当にリチウムなどの超重要鉱物は足りているのか?というモノです。

    そして、報道と同時に、この辺りの鉱物スタートアップや、普段私が拠点としているアメリカでも、今滞在しているドイツでも、国産の新プロジェクトがどんどん立ち上がり、かなりの勢いを感じる状態になっています。

    一方、日本では「鉱物」がニュースになる状況はかなり限られており、このテーマで特集をするのは、「正直誰が読むだろうか?」と勇気がいる判断だったのですが、やはり掘れば掘るほど、これからのあらゆるイノベーションが、最終的には鉱物に行き着くことを痛感し、しかも経済安全保障的な文脈でも、この「鉱物戦争」を知っていくことは、もはや教養ではないか?、と、思い切って本日から5回特集することを決めました。

    実際、取材をしていくなかでも、「化学」をベースにしたイノベーションに、地学に国際政治(つまり地政学)、人権まで絡んでくる、とてもとても興味深い領域であることを痛感しています。

    特集では、実際に、ゴールドラッシュのようにリチウムラッシュに沸く街まで現地取材もしていますので、本日から5日間何卒、一度鉱物について知ってもらう機会としていただければ幸いです!


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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    EVといっても、リチウムイオン電池で走るものもあれば、水素を使った燃料電池で走るものもあります。
     当たり前ですが、技術的には可能でも、大量生産に必要な資源を手配できなければ、商業化はできません。
     その点から、日本で技術開発への投資がされてきた、燃料電池はもはや商業化できない、というのが趨勢になりつつあります。

    リチウム電池なら、必要な資源を手配できるかというと、埋蔵量からいえば、結局、チリ、アルゼンチンなどの中南米と、オーストラリア、米国なので、米国に有利です。
     日本は、米国企業から買うなり、オーストラリアで権益を確保する、のであれば、中国以外からも、手配は可能でしょう。
    【オーストラリア】住商と豪社、日本で水酸化リチウム製造へ
    https://news.yahoo.co.jp/articles/d28a9ba0c46cb341ebb64429166adc46893ed024
    出光、オーストラリアのリチウム探鉱に46億円追加出資
    https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC1629J0W3A610C2000000/

    ただし、リチウム電池はリチウムがあればつくれる訳ではなく、コバルト酸リチウムという化合物にする必要があります。
     つまり、コバルトが必要なのですが、企業でいえば、グレンコアがシェアでトップですが、CMOCなどの中国企業が猛追しています。
     埋蔵量からいえば、コンゴ民主共和国が、断トツのトップです。

    【3分解説】テスラやアップルも無視できない「鉱物の争奪戦」
    https://newspicks.com/news/9091440?ref=user_1125005

    リチウムが手配できればリチウム電池がつくれてEVがつくれる、というわけではないのですが、リチウムの市場価値は、コバルトをどれだけ手配できるかどうかなどで、大きく左右されていきます。

    リチウム関連株、明暗が鮮明-1100%上昇の一方で大幅下落のケースも
    https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-23/RZTKX8T1UM0W01
    「リチウム関連株は「ギャンブル性が高く、ホットマネーや個人投資家を引き寄せる傾向がある」」


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