2023/10/29

【新教養】男性も上司もマストで知るべき「卵子凍結」の基礎

NewsPicks 記者・編集者
これは、すべての人が知るべき「新しい教養」だ──。
今、将来の妊娠・出産に備える「卵子凍結」が注目されている。
アメリカで10年ほど前から徐々に利用者が増え始め、ここ数年で日本でも実施を検討する人が増加。
特集1本目に登場した山口真由さんも、2020年に卵子凍結を実施した当事者だ。
「卵子凍結」と聞いて、「自分には関係ない話だ」と思った男性もいるかもしれない。
だが、ちょっと待ってほしい。
なぜなら、パートナーとして関わる可能性があることに加え、マネジメントや経営に直結する話にもなりつつあるからだ。
今後、卵子凍結が普及すれば、女性たちの仕事やキャリアの選択肢はさらに多様になる。
いわば、従来の女性の「働き方」の常識を一変させうるテーマであり、特に、マネージャーや経営者として女性社員と関わる人はマストで知っておくべきといっても過言ではないのだ。
実際、福利厚生として卵子凍結の助成に組み込む国内企業も増え始めている。
では、そもそも卵子凍結とはどんな技術なのか。凍結後はどうなるのか。リスクはないのか。
今回は、卵子凍結にまつわる素朴な疑問をリストアップし、基礎からQ&A形式で解説していく。
INDEX
  • 卵子と精子、実はこんなに違う
  • 使われない「卵子」を再活用
  • 「若いうち」に始めるが吉
  • 「凍結した後」にもハードル
  • 知っておきたい「リスク」の話
  • 初期費用は「30万〜60万」
  • 「パートナー選び」を焦らなくなった
  • 職場のあたらしい「必須教養」だ
  • まずは「卵子量」をチェック

卵子と精子、実はこんなに違う