中学受験過熱 公立トップ高校が小学生「青田買い」
日本経済新聞
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素晴らしい取り組み。東京都は、リーダー育成の為、三段階の学校群を整備している。日比谷、西等の「進学指導重点校」(7校)、小山台、駒場等の「進学指導特別推進校」(7校)、三田、北園等の「進学指導推進校」(15校)、がある。予算も重点的に配分することにより、高いレベルの授業と充実した探求学習を実施し、これらの学校で教えたいやる気のある先生を公募もしている。また、都立高校の共通の入試問題に加えて、「自校作成問題」として、高いレベルの学校独自の入試問題も作成し、課している。これにならって、大阪府でできたのが、北野や天王寺等を「グローバルリーダーズハイスクール」(10校)。高レベルの探求学習や英語の授業を実施している。また、東京都も大阪府も、指定した学校の成果を外部の有識者によって、審査しており、各校の校長先生を含め教員は大変高い情熱をもって指導がなされている。受験生側に立つと(特に、東京都)、中学受験の比率が高いこともあり、「優秀な生徒がごっそり抜けている」状況であり、都立のトップ校を目指すことは合理的な選択であるかもしれない。ただ、公立高校受験において、受験生と保護者が不安になるのが、内申点。大阪府では、チャレンジテストを実施し、目的の一つに「中学校間の評定の不公平さをなくす」ことが設定されている。欧米では、トップの大学に入るには、高額な授業料を要するパブリックスクールに行くことが王道であるが、日本では、公立トップ校から日本又は世界のトップの大学を目指せる道がある。是非、このルートをしっかりと維持し、経済的な格差によって、子どもの将来が限定されることを避けて欲しい。