ハマスが新たに人質解放と発表 イスラエル人女性2人か
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ハマースは、人質を200人ほど捕えています。
小出しにして3日に2人ずつ解放すれば、300日間もたせられます。
その間、イスラエルが本格的なガザ地区掃討作戦を控えるならば、ハマースはもう生きのびたようなものです。
300日といわずとも、1か月もたせるだけでも、様々な準備ができるし、国際的な世論工作もできます。ハマースが生きのびる可能性は、格段に上がります。
カタールあたりは、仲介役という重要な役割ではありますが、これはハマースや他のムスリム同胞団系組織に便宜を図っているからできることで、危ない橋を渡っています。
米国やイスラエルからにらまれることのないように、手柄を上げて米国やイスラエルの歓心を買う必要もあります。
ハマースが人質を小出しに解放しているのは、主な目的は時間稼ぎですが、支援してくれているカタールの顔を立てているという面もあります。
イスラエル軍「攻撃強化」 ハマス、人質解放準備主張
https://newspicks.com/news/9079587?ref=user_1125005数千発のロケット弾を一気に撃ち込んむと同時に壁を破ってイスラエル領内に武装勢力を送り込み、１４００人の民間人を殺害すると同時に行われた人質の誘拐が計画された軍事作戦の一環であったことは疑いようがないでしょう。そうだとすると、人質解放も軍事作戦の一環として行われているわけで、「人道的理由」でないことだけは確かなような気がします。人質の家族等を核に人質解放最優先を求める声が高まれば人質誘拐は所期の成果を上げることになる。難しい状況ではありそうですね・・・
ハマスの政治指導部は、ハマス以外の複数の武装勢力も人質をとっていることから、人質全員についての情報収集を可能にするため、イスラエルによるガザ攻撃の一時停止を求めています。ハマスは民間人の人質の解放を約束し、外国人を含む民間人の人質を少しずつ解放することで交渉を長引かせ、その間、欧米諸国がイスラエルの軍事作戦を止めることを狙っているものと思われます。
人質解放に対する期待が高まれば、イスラエルの軍事作戦に対する反対姿勢も強まることになるので、そうした世論をつくる情報戦でもあります。
