ハマス、人質の米国籍母娘を解放 戦闘開始以来初、カタールが仲介
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ハマースは、欧米諸国に、人質解放の用意があることを伝え、引き換えに、イスラエルがガザ地区で地上部隊の作戦を開始するのを遅らせるように、働きかけています。
それを仲介しているのが、カタールです。
ハマースは、米国人だけでもまだ10人以上人質にしていますが、こうやって小出しにすることで、時間を稼ごうとしています。
あとは、エジプトからガザ地区に「人道支援物資」として、食料、水、医薬品を運び込むのを、イスラエルに認めさせる、というのも、ハマースの要求の一部です。
カタールは、ターリバーンと米国の交渉も仲介していましたが、こういう立ち位置の国です。
カタールが、ターリバーンやハマースに、資金や物資面での、兵器以外の支援を行っているからできることです。
そもそも、ハマースの最高指導者のイスマーイール・ハニヤ氏も、厳重に護衛されて、カタールに滞在しています。
他のアラブ諸国、サウディアラビアやUAEは、実質的には、イスラエルと組むことを明確にしていて、かつては支援していたハマースとは手を切っているので、こういう仲介役はできません。
ハマースは、米国人だけでもまだ10人以上、人質にしています。
このやり方で時間を稼ぎたいでしょうが、イスラエルはそんなに甘くはないでしょう。先ずは人質全員の解放と、即時停戦が最優先事項かと。
イスラエルは被害者のように一見見えますが、僕はこの紛争を引き起こした当事者、加害者でもあると考えています。
イスラエルの振る舞いを見直させないと、今後も同様の衝突が起き、双方の市民が犠牲になり続けると思います。