アップルカードで巨額の損失?ゴールドマン・サックス、アップルとの提携解消か
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決済業界の中の人としては、AppleCardがあまりに好条件だったので、いくら日米で手数料体系が違うとはいえ、これで儲かるのか、、、?と思っていたので、赤字と聞いて納得しました。決済以外のマネタイズポイントを作らないと、コンシューマーペイメントの収益化は中々難しいですよね。しかし、Appleが販促費を出しているのかと思いきや、ゴールドマンが被ってたんですね。Appleと組む事で、垂直に事業を立ち上げて席捲できるという目算だったと思いますし、それは間違ってないと思いますが、コンシューマーペイメント市場の構造では、ゴールドマン的には薄利多売で回収効率が悪すぎるという判断かもしれませんね。
最強の投資銀行でもダメだったか。カードビジネスは薄利多売で、高付加価値・高収益が基本の投資銀行ビジネスとは相性が悪かったのか。
それにしても、大赤字を出していても、容易に撤退はできないという契約内容だったと思われ、Appleが一枚上手だったということ? ゴールドマンが契約にそれほど甘いとは思えず、ビジネスに楽観的すぎたということなんでしょうかね。元をただせば、Apple Card発行コンペで、Chaseなどの大手銀行は赤字がつづく(儲からない)とみて降りたのですが、Goldman Sachsはリテール部門を拡充するという狙いから、赤字覚悟でカード発行会社としての地位を獲得にいきました。その結果、このような悲惨な状態になってしまいました。
噂ではAmexと交渉しているようですが、利益にこだわるAmexは、Appleの条件をすべて飲むことはできないでしょう。交渉がこじれた場合、引き受け手がなく、最悪Apple Cardを中止せざるを得なくなります。とともにSavingsも。