(ブルームバーグ): 米アップルの最新スマートフォン「iPhone 15」の中国での売れ行きは、前の機種をはるかに下回っている。複数の異なる分析が明らかにした。冷え込みが続く消費や、華為技術(ファーウェイ)など競合他社の攻勢を反映している。

市場調査会社カウンターポイント・リサーチの見積もりによると、発売後17日間の中国販売でiPhone 15はiPhone 14を4.5%下回っている。この数字はこれまでに報じられておらず、ブルームバーグ・ニュースに提供された。

エディソン・リー氏らジェフリーズのアナリストは、iPhone 15の販売不振はさらに深刻で、前機種を下回る幅は10%超に及んでいると推計している。華為は「Mate 60 Pro」が予想外の好調で、全体の販売がアップルを上回った。

カウンターポイントは中国でのiPhone不振について、コロナ明けの回復が思うように進んでいない中国経済に主に原因があると指摘。米国では発売後9日間の売り上げが前機種を10%以上上回る公算が大きいと強調した。

この報道を受けて、アップル株は米国時間16日早朝の時間外取引で一時1.7%安まで売られた。

原題:Apple’s IPhones Off to Sluggish Start in China, Study Shows (1)(抜粋)

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