インドの新興配車サービス「BluSmart」はドライバーの体験も重視
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インドの新興配車サービス「BluSmart」共同創業者のTushar Garg氏に書面でインタビューし記事を書きました。
ドライバーの待遇/労働環境への配慮に繰り返し触れていたのが印象的でした。
ただ、BluSmart側から原稿チェックがあり、削除を要請されてしまった考察もあり…。汗
機密情報ではなくあくまで私の考察なので、元々最後の部分で書こうとしてしていた内容を以下に書かせていただきます。
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・「個人事業主の集合体ではなく、BluSmartがドライバーを雇用する」というモデルだからこそ、対ユーザ/ドライバーへの良い体験提供が実現しやすいと言える。
・一方で、個人事業主が自己所有の車でのサービス提供で行うUberやOla Cabsと比べると、BluSmartは車の管理と社員の管理を行う必要があるため固定費が高くつくモデルである。実際、年々負債が膨らんでいる
参考:https://twitter.com/TheKenWeb/status/1704381131435708529
・現在は、ドライバーとユーザにとっては良いサービスであるものの、ビジネスとしてはこのままだと赤字が拡大していくことになりそうだ。ユーザとドライバー双方に良いユーザ体験を届けることはとても重要なことだが、会社の持続性がなくてはビジネスとしては意味がない。資金を燃やし続けながらどこまで走り続けられるのだろうか。
・もしくは、今後黒字に転換するための秘策はあるのだろうか。調べたところによるとBluSmartのプラットフォームを BluSmart以外のタクシーに開放することでアグリゲーターになることを模索しているという報道もある。
参考:https://the-captable.com/2023/09/blusmart-bets-on-diversification/
・ただ、そうなるとBluSmartが大切にしている高品質のサービスによる良いユーザ体験の提供が難しくなるかもしれない。何を大切にし、何を捨てて進んでいくのか、次の一手に注目したい。
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ちなみにユーザ視点からの記事も以前書いています。ご興味ある方はぜひ。
https://note.com/takiyori/n/ndf45016eb266