Shinichi Uchida

[東京 16日 ロイター] - ZOZO創業者で実業家の前沢友作氏は16日、X(旧ツイッター)を更新し、ヘリコプターによる旅客輸送やヘリポート開発・運営などを手掛ける新興企業、スペースアビエーション(京都市)に10億円を出資したことを明らかにした。前沢氏は、同社の躍進により「『ヘリタクシー』が当たり前の時代になるようにしたい」と述べている。

今回の出資は、前沢氏の個人資産をもとに設立された前沢ファンド(東京都港区)が第三者割当増資を引き受ける形で実施した。スペースアビエーションは、資金の使途は人材採用の拡大やeVTOL(電動垂直離着陸機)をはじめ次世代エアモビリティーの活用を見据えた拠点の機能強化などとしている。

前沢ファンドはこれまで、会員制プライベートジェットサービスの運営会社や海中旅行の企画・運営会社などにも出資している。