【橋本栄莉】私たちはみな「呪われし共同体のメンバー」である
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注目のコメント
橋本です。5日間、どうもありがとうございました。この機会を与えてくださったNewspicks関係者のみなさま、読者のみなさまに心からの感謝を申し上げます。
未だに生きづらさを感じる私は、日々自分の中で「呪いアラート」を発動しまくりながら、「~するべき」、「~が普通」、「幸せってこうだよね」という「空気様」と向き合っています。
その断片をトピックス(https://newspicks.com/topics/eri_hashimoto)の方でも書いていきますので、関心のある方はお読みいただければと思います!「呪われ仲間」、募集中です。
今は順調でも、いつか必ず自分の思い通りにならないときが来る。その時、他者の生に侵入して自身の考え方の「とらわれ」をやっつけようとする「人類学の眼」は少しは役に立つかもしれません。「眼」の数は、きっと多い方が生きやすくなる。南スーダンでも、日本でも。
本当にありがとうございました!バネジェ・カ・マール!(=「また平和にお会いしましょう!」in ヌエル語)
橋本栄莉文化人類学者の目線は非常に面白い。私も東南アジア地域研究では、文化人類学の蓄積から入るイメージだった。Life Questでは、橋本さんのような研究者の搭乗は、これからも期待したい。
ビジネスパーソンからは、この手の話は役に立たないという発言を聞くが、まったくその逆。こうした教養をもっていること、また、特に海外ビジネスでは現地の文化や習俗に目が行くセンスが非常に重要。対象地域が異なっていても、根本的なものの見方は応用可能。
個人的関係を形成する上でも、現地文化に対する関心があることは、非常に強力な要素。自分の文化に関心を寄せ、教養のある外国人は強く印象に残るもの。とりわけ、「マイナー」と呼ばれる文化圏であれば、なおさらその印象は相手に強く残る。人生の「探求者」のエピソードからヒントを得る連載「Life Quest」。
「橋本栄莉」先生編、ついに最終話です。
私たち日本人を支配する空気とは何か。を語っていただきました。
橋本先生は、そんな空気を生み出しているものは、「こうあるべき」という「信念」とおっしゃっていました。
今はこういう流れだから、逆のこと言わない方がいいなとか、特に関西だと、おもろいこと言わな、とか。その場その場で異なる、「こうあるべき」を察知し、それに自分自身を合わせていくのが、我々は得意です。
皆さんが「空気読めよ」という言葉を初めて聞いたのは、いつですか?結構幼い頃だったのではないでしょうか。私は小学校低学年の頃。友達からのその言葉を理解するまで、しばらく困惑していた時期があったのを今でも覚えています。空気ってどうやって読むん?って。
幼い頃から空気を読み続け、今も空気を読み、空気に支配され続けていることを、今一度考えてみてほしいと思います。
Life Quest 橋本栄莉先生編、これにて完了です。
ヌエル族と文化人類学の奥深さ、そして橋本先生ご自身のストーリーを楽しんで読んでいただけていれば幸いです。
5日間、ありがとうございました。