ドコモ、通信改善に300億円 東名阪など、全国2000カ所で パケ詰まり解消へ
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昨日、通信品質改善の取り組みが発表されました。駅、繁華街、住宅街等の全国2000カ所に加え、全国の鉄道動線に集中して対策を実施するとのこと。2023年に90%以上完了予定です(鉄道動線は2023年12月までに完了)
主な内容としては、①既存基地局の活用(電波照射角度調整、出力調整)、②基地局設備対策(5G/4G設備増設や新設、高度化されたmassiveMIMO装置の導入)が挙げられます。
記事内で「最新技術のmassiveMIMO」と記載がありますが、これは新しいものではなく約8年前のLTE時代からある技術(装置)です。擬似的なスピードを出すというイメージやコストの高さ、物理的な大きさ、有用性の検証等、技術的課題があり、ドコモでは積極的ではありませんでした。Massive MIMO技術に関しては、少なくとも2014年、2017ねんにはNECとも検証をしていた。
今から本格的に対応していくとの事だけど、docomoの研究開発の結果なのか、SoftBankやKDDIの動向でやらざるを得ないのか、転換した理由が気になる。
『ドコモ、5G実験で国内外の通信機器6社と協力:世界的な5Gの実用化検討への貢献目指して - EE Times Japan 』
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/1405/09/news061.html
『NEC、NTTドコモと5Gの実現に向けたMassive MIMO技術の検証実験を実施 (2017年2月20日):プレスリリース | NEC 』
https://jpn.nec.com/press/201702/20170220_02.html今後は野外音楽フェスティバルなど携帯電話がつながりにくくなる大規模イベントでの対策も強化する。会場内に数万人が密集するため周波数の容量が足りず、通話アプリやキャッシュレス決済を使えなくなり、利便性を損なうという課題がある。
KDDIはこうした状況を商機ととらえ、提携する米スペースXの衛星通信サービス「Starlink(スターリンク)」を活用したWi―Fiサービスを展開するなど攻勢を強める。ドコモは車に基地局を乗せて電波を飛ばす「車載型基地局」や持ち運びできる5G基地局の活用などで対策を講じるという。