2023/10/7

【けんすう】「やりたいことがない症候群」を脱する5STEP

NewsPicks編集部
「将来やりたいことが見つからない」「何か行動がしたいけれど、イマイチ自信がない」──。
若い世代を中心に、そんな悩みを持つ人が増えている。
それに対し、「自分を『俯瞰』的に見れれば、うまく人生やキャリア設計ができる」と語るのは、今年9月に新著『物語思考』を上梓したけんすうこと古川健介氏だ。
同氏は本のなかで、1つの物語を描くように、人生やキャリアを考える「物語思考」という思考法を提唱している。一体、それはどのようなものか。
週末のひとときに、ゆっくり人生やキャリアの設計を考えてみたい。
INDEX
  • 「やりたいことがない」悩み増加中
  • 自分を「客観視」できていますか
  • 日本人に相性がいい「物語思考」
  • 「頭の枷」にとらわれない
  • やりたいことを「100個」書き出す

「やりたいことがない」悩み増加中

── 『物語思考』は、けんすうさんにとってビジネス書としては初著作だそうですね。
けんすう 技術系の書籍は共著を含めいくつか書きましたが、ビジネス本やキャリア本としては初めてですね。
ありがたいことに、ここ15年くらい「本を書きませんか」という依頼は何度かいただいていたのですが、「僕が書いてもな」みたいな気持ちがずっとありました。
すでに世界中で素晴らしいビジネス書が出ていますし、それならブログやX(旧Twitter)で都度考えを発信していくので十分かなと。
本を書くに至ったのはきっかけがあって、ここ最近「やりたいことが見つからなくて悩んでいる」人との遭遇率がめちゃくちゃ上がっているなと感じたこと。
一方、そういう悩みの解決法をクリティカルに提示している本はない気がして、それならば本でまとめてみたいなと思いました。