不登校29万人、いじめ68万件、ともに最多 文科省調査の全容判明
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通うか辞めるかの二択ではなくて、その間にいろいろな選択肢を作っていく、そこに教育現場が柔軟に対応していける環境整備が必要だと思います。
以前東京都こども未来会議で
シェアエコの観点から事例を2点提案した内容です。
①シェアハウスと組み合わせたホームスクーリング(家庭学習)
・品川区にシェアハウスと民泊を合わせた家を自ら建てて暮らしているご家庭で、小学生のお子さんが、
品川区の教育委員会と協議の結果、特例許可をへて、週に1回だけ品川区の学校に行い、残りは自宅学習を組み合わせたハイブリッドという形をとっています。
シェアハウスの家庭学習では、教員免許を持った住人や、外国人の住人との交流の中で、
多様な学びができる環境となっていて、実際にここに住むお子さんはは、小学校3年の時点で中国語や英語を話し、音楽やアートなどの活動も行なって、2017年には世界子どもサミットにも登壇しています。
・ホームスクーリングとなると、親だけでの家庭内教育の環境を充実することは難しい点が多いが、シェアハウスと組み合わせることによって多様な大人と触れ合える場、他の子供たちをともに屋根の下で暮らし、学校以外のつながりを作る場として、機能するのではないかと思っています。
②複数の地域の小学校に籍を置くデュアルスクールです。
・コロナ以降、親のリモートワークが普及しワーケーションや二拠点居住ができる環境になったことによって、
子どもと一緒に地方の田舎や自然の近くに一定期間滞在したりするようなライフスタイルが注目されています。
・2拠点生活をしながら子育てをする事例も増えてきており、その一つにデュアルスクールがあります。現在は住民票を置いてある市町村の学校へ通うのが前提となっていますが、例えば「区域外就学制度」を適用して、一学期分の滞在を東京から受け入れるといった自治体も出てきています。転校という形ではなく、お試し滞在、東京にも地方にも籍を置くことができて、状況と気持ちの変化に応じて、子ども自身が、複数の学校をから選択肢を選べるようなあり方、デュアルスクールが普及されていくと良いと思います。
注目のコメント
学校に行っていない小中学生向けのフリースペースを農園で週3日やっています。市内外の50名ほどが登録してうちの農園に来てくれれば国立市の小中学生であれば出席扱いにできるよう、教育委員会とも連携しています。
なので、うちの農園に来ていればこの統計上の不登校にはカウントされませんので他の教育支援室登校やまばらな登校含めると29万という数字はもっと膨れ上がるでしょう。
子どもたちの特性は様々ですが、時間単位でやることが決まっているわけではなくまずは「やりたいこと」と出会えてやってみたり、他者との距離や不安を少しづつ解消できることが目的、
今年はみんなでヤギを飼育しようということで小屋作りや飼育マニュアルの作成、日々のお世話などに取り組んでいます。
地域団体としてコロナ禍で緊急措置的に始めた取り組みですが、学校の先生も研修でやってくるなど広がりを見せそうです。
残念ながら今のところ公的な予算づけはできないので自主財源確保で各所助成金申請をしたり、収益事業で賄っています。
社会の制度設計として今の学校教育の限界を学校自体が痛感している状況です。長期欠席者含めるともっと多い。トー横やグリ下の子たちの話を聞いていると、家庭での問題など学校で相談しても対応されず不登校に至ったことが多い。子どもたちに様々な影響を及ぼしている学校自体の課題に、対応ができていないと思っています。
子どもたちにとっては「逃げてもいい」というメッセージ自体も空虚に聞こえることがあります。ある不登校の10代の話を聞いていると、学校に行けなくなった、でも家でも居場所がない、だから街に出る、と。どんな状況の子にとっても学習保証をする、学ぶ権利を尊重できる環境を作っていくことが必要だと思っています。