NY市場 円相場 ことしの最安値を更新 一時 1ドル=149円88銭に
NHKニュース
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米国長期金利の上昇と円安の進行が連動しています。米国は景気を冷ますためにFRBがトークアップ、口先介入して金利を引き上げています。日本は円安阻止のための円買り介入になかなか踏み切れません。結果として円安が進んでいます。もうこの構図が長く続いていますが、もう暫く続くと思います。
年初は、米国の金融政策が物価高の沈静化とともに緩和に向かうこと、日本の金融政策が賃金上昇を踏まえてYCC見直し等に着手することなどが見込まれ、円高方向(ドル高円安の修正)という見方が主流だったと思います。
足元、米国の労働市場が想定以上にタイトであること(したがって賃金も上昇)、インフレが粘着的であることから、想定以上に引き締め的な政策が維持されています。日本は、YCC修正があったものの、賃金上昇が持続的であることを確認、具体的には24年度の状況が見えてくることが条件になってくるので、年内はなかなか動けないでしょう。
とすると、年内は少なくとも今の為替水準から転換することは難しいと見ます。