マッカーシー米下院議長の解任動議、週内に提出-共和保守強硬派
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共和党のゲーツ下院議員は、フロリダの世襲議員ですが、トランプ派筆頭というべき人物です。
スティーブ・バノンなど、陰謀論的右派勢とも現在に至るまで親密で、よく一緒に対談番組などを開催しています。
マッカーシー下院議長は、確かに民主党の支持を得て、つなぎ予算案を通しましたが、ウクライナ支援予算を出さないようにするなど、トランプ派の要求も取り入れていました。
議長という立場上、調整役は基本的な役割ですが、それがダメというなら、議長など存在しなくてもいいというようなものです。
共和党下院議員の内、マッカーシー下院議長擁護派は、ゲーツ下院議員を倫理委員会にかけようとしています。
共和党内部の解任争いに、民主党が介入していくことになります。つなぎ予算は下院で共和党の賛成は126、反対は90(民主党の賛成は209 反対は1)。たとえ解任が通らなくてもこの数字をみると、マッカーシーの今後はなかなか厳しいところ。ゲーツは「マッカーシーは私たちのリーダーではない。そしてジェフリーズ(民主党院内総務)がマッカーシーの新しいボスだ」とまで言い切っています。
共和党の騒ぎに民主党が巻き込まれる格好になっているな…。マッカーシー下院議長の解任動議に賛成すれば、共和党のMAGA議員の思い通りになるし、反対すればマッカーシーを支持し、共和党を助けることになる。いずれにしてもアメリカ政治が混乱しているのだけは確か。
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