1粒1000円「ミガキイチゴ」のベンチャーを大手農薬メーカーが買収。なぜ気鋭の起業家は子会社化を選んだのか
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注目のコメント
GRA社長の岩佐大輝(当事者)です。今回のMA決断に至った想いをビジネスインサイダーさんに取材いただいたのでシェアします。「もうとにかく、農業や地域社会に残されている時間は少なく、徹底的な非自前主義でみんなで価値共創して行く必要があるんです。それを爆速にするためのMAなんです。」
岩佐さんまずは一息、おめでとうございます。益々のご清栄を。
M&Aの内情は当事者のみぞ知る。当事者ですら消化しきれない複雑な事情や心境も多々ある。IPOと違ってステイクホルダー各々の間で利害コンフリクトも普通にある。それらを全部飲み込んで、時には苦渋の選択の場合も含めて、最後はリーダーが決める。原理原則的には、その後の事業価値がより増大するか否かでその判断の是否が問われるべきがM&Aである。ご本人もその判断軸に沿った立派な回答をされている。なぜM&Aを選んだのか?
→これをはっきり答えると、間違いなく株主である、政府系ファンド「INCJ」からの圧力です。
INCJは2021年3月〜2025年3月末までに投資先80社のEXIT活動を行い、「INCJの仕上げをする」という計画を掲げています。
https://www.incj.co.jp/newsroom/INCJ_PressConference_20210720.pdf
INCJのお知らせページを見るとわかるように直近投資先が相次いでIPO、M&A、あるいはセカンダリー取引で持分を譲渡していることがわかります
https://www.incj.co.jp/newsroom/news/index.html
政府系ファンドがこういったやり方でトラックレコードを作っていき、ファンドのパフォーマンスを向上させようというのはどうかと思います。