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2億5000万年後の地球環境を心配してもまるで無意味ですよね。ホモサピエンスが誕生したのはわずか20万年前、縄文時代はほんの1万5000年前から始まり、ファラデーが電線を巻いたコイルの中に磁石を出し入れすると電流が生まれることを発見してから200年しか経っていません。2億5000万年後に人類がどう変わっているのか、非効率な肉体を持っているのかすらわかりません。1000年後すら想像もつかないのに、想像を絶するほど遠すぎる未来に人類が住めなくなるのかを心配するのは無駄にしかすぎません。
9月25日付のNature Geoscience誌に掲載された英ブリストル大学の研究チームの論文が掲載されたことによる記事です。2億5千万年後の気候を研究して何の意味が?と思うようなものですが、これは現在の気候シミュレーションモデルを現在とは違う大陸の配置で再現したらどうなるのか、確からしく出力できるのかということを確認したという作業となります。たとえば2億年の間に生物が進化して過酷な環境にも対応しているかもしれませんし、そもそも人類によってめちゃめちゃに環境が破壊されているかもしれませんし、そういう意味では未来を占うために行っている研究ではありません。あくまで現時点での気候シミュレーションモデルの性能を確認する目的と、大陸の配置が変わった場合に気候がどうなるのかを知りたいという目的を持っている研究です(それだけでは予算が付きにくいので、あえて現状の温暖化が進行した場合とそうでない場合で生物の生存可能性がどう違うかという比較が入っています)。

大陸の配置については、プレートテクトニクスから考えれば時代とともに常に表情を変えていると考えるのが自然で、大陸は離れたりくっついたりしています。現在の地球ではアフリカ大陸が大地溝帯で引き裂かれつつあり、またインド亜大陸はユーラシア大陸に衝突し一つになろうとしています。こうした大陸の動きから考えると、2億年程度先には再び大陸は一つとなると考えられており、パンゲア・ウルティマと呼ばれたり、アメイジア大陸などと呼ばれたりしますが(大陸同士がどのタイミングでぶつかるのかで諸説あるため)、形はともかくまた一つになるという点ではおおむね研究者の意見の一致をみています。

現在の地球が割と穏やかな気候であることは論を待ちませんが、これはそれぞれの大陸と海との距離が近く、そのおかげで大陸と海の熱交換が進みやすいことが挙げられます。一つの超大陸となるとそうした点が失われて、そもそも厳しい気候となることが予想されます。