2023/9/25

【タイミー】異例づくし、130億円デット調達のカラクリ

NewsPicks マクロ・マーケット担当記者
スキマ時間でバイトをしたい人と雇いたい事業者とをマッチングするタイミーの勢いが止まらない。人手不足の恩恵も受け、事業は急成長している。
足元では2022年に続いて2年連続で100億円超をデット(借り入れ)で確保した。
2017年創業のスタートアップながら、大手3行と結んだコミットメントライン(融資枠)の金利は年利1%未満。上場する優良企業並みの水準だ。
八木智昭CFOは「海外投資家からリクエストはもらっているが、当面はエクイティで調達する理由がない」と話す。
スタートアップの資金調達の環境が悪化し、「冬の時代」とも言われるが、そんな影響はみじんも感じさせない。なぜそんな強気な資金調達が可能なのか。約2年にわたって下地を作ってきた資本政策の狙いを八木CFOに聞いた。
INDEX
  • 異例づくしの調達
  • マルチタスク地獄の処方箋
  • エクイティ不要論
  • VC受難の時